
アクア・パッツァをご存知ですか?
実は「水とトマトと魚介などを混ぜて一緒に煮込んだもの」と解釈された、アクア・パッツァ”のような” のお料理が世間にはとても多いんです。
ボンゴレやコッツェ、スカンピなどが入っていると見た目にも豪華ですし、いろいろな素材からの風味が折り重なって美味しいですよね。白ワインなんかを使う場合もあります。
実はこれはアクア・パッツァではありません。Zuppa di pesce alla Pescatore(魚介スープの漁師風)か Brodetto di pesce all’Abruzzese(魚介ブイヨンのアブルッツォ風)のスタイルです。Brodetto のリンクはイタリアで料理本として有名なsalepepe。
アブルッツォの友人の家でご馳走になったマンマの一皿も、まさにこれでした。
ホウボウやシャコ、コッツェなど、それこそ漁師さんから直接買ったという様々な魚が山盛りでパンとワインが止まらないことといったら…
では本当のアクア・パッツァとは何か?これが本題ですね。
カンパニア州のナポリ近郊で古くから伝わる伝統的なアクア・パッツァの基本は、大きめのお魚とトマトのみを使ったものです。
なので salepepe で紹介されていたリチェッタのアレンジでは “con Cipolle rosse(赤タマネギ添えの)” と書いてあります。
鮮魚を丸まる1匹使って煮込むことで、頭や背骨から滲みでてくる繊細なスープを味わうものが本物のアクア・パッツァ。
そのためには余計なものはできるだけ加えない方が良いのです。ですので鯛やホウボウなど、魚の中でも特に頭の大きなもの、骨の太いものが特に適していると言えるでしょう。
この本当の Acqua Pazza(アクア・パッツァ)の作り方を、イタリア修業歴6年のシェフから教わるチャンスがこちら。
『ラ・スコリエーラ』のシェフに教わる★イタリア料理教 室
開店12周年を迎えたとのこと。なんともこれは破格のメニュー構成ではないでしょうか。
★5/30(土)10:00~
『ラ・スコリエーラ』のシェフに教わる★イタリア料理教室今月のメニューは・・・
前菜■ボラのからすみとセロリのマリネ
パスタ■ヴォンゴレ・ヴェラーチェのスパゲッティ
(以前『dancyu』誌にも載りました、本物のヴォンゴレ、公開しちゃいます)
魚料理■本日の鮮魚のアクアパッツァ
(え!? え!? え!? これ、教えちゃうの? わー、お得★)
ドルチェ■ティラミス・・・です!
そしてそして・・・。ニュースです。
今月から、お料理教室の受講料を値下げしました!★新・受講料は・・・
1回(当日支払)7000円
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教室実施まで日数が少ないのでご予約はお早めに。