
イタリアで、2月のイベントといえば carnevale = 謝肉祭。
英語ではカーニバルと言いますが、その語源のラテン語では carnem(肉を)levare(取り除く)、イタリア語では “carne, addio! “、日本語で「肉よさらば!」と訳されてますね。最近ではリオのカルネバーレのような派手な踊りの方ばかり注目されがちですが、本来はカトリックを信仰する地域での四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれた、肉に別れを告げる宴のことです。

carnevale Milanese
また カルネヴァーレというと Venezia で仮装したりイタズラしたりするのが有名ですが、イタリア各地でイベントが企画されています。上の2つの画像はミラノで行われたパフォーミングアート。花道となるステージは、スカラ座から出発してガレリアの中を通り、ドゥオモ広場まで続いています。carnevale にあわせて、仮面や派手な衣装で着飾ったダンサーが次々とパフォーマンスを繰り広げました。
さて本題の横浜で行われる carnevale イベントですが、2017年の灰の水曜日(2017年は3月1日)に一番近い日曜日、2月26日に横浜のヒルサイドガーデンのラウンジにて行われます。
以下に facebook イベントページ からの内容を転載します。
謝肉祭(カーニバル【英】、カルネヴァーレ【伊】)とは、キリスト教の祝祭の中でも最も華やかに祝われる、お祭り騒ぎです。
なかでも、ヴェネツィアで繰り広げられる街を挙げての仮面舞踏会は、サンバで有名なリオのカーニバルと並んで世界的にも有名。
昨今、日本のハロウィンの仮装が流行していますが、ヴェネツィアでは遥か昔から、身分を隠して仮面を纏い、仮装して街を練り歩くという愉しみが繰り広げられていたのです。2月のカルネヴァーレの時期のヴェネツィアは、歴史の作法通りの紳士淑女の衣装を身にまとい、仮面で素顔を隠した人々でいっぱい!そんな楽しさを日本の皆様にも味わっていただくべく、いたりあ・くらしかでも横浜を舞台に仮面舞踏会を開催いたします。
日時:2月26日(日) 18時開場
場所:ヒルサイドガーデン ラウンジ
会費:7,000円(フリードリンク、フリーフィンガーフード、仮面プレゼント)
ドレスコード:仮面は全員にプレゼントいたします。衣装は、仮装やドレスアップなど思い思いに。
※よりファッショナブルな仮面をお求めのお客様には、特別な仮面の販売を行います(1000円~)ヒルサイドガーデンのラウンジは、高貴で重厚で、大人の社交場としてぴったり! ハロウィンの仮装は恥ずかしくてできないけれど、仮装する非日常を優雅に、文化的に楽しんでみたいという大人の紳士淑女のご参加を心からお待ちしております。
[追記] – – – – – 20170218
会場となる ヒルサイドガーデン はラウンジのOLD DAYS CLUBのほか、イタリア料理のお店 TERRAZZO(テラッツォ)とフランス料理のお店 L’AUTREMONDE(オートルモンド) を併設し、Weddingなどもできるお店です。
また TERRAZZO は50年以上の歴史があるイタリア食文化協会、ブオンリコルド・レストラン連盟の加盟店舗となっています。
『鮮魚をまるまる一匹使ったアクアパッツァ』が自慢の一品。
確か以前食事した際は ホウボウ を使ったものだったと思います。
もしよろしければ、リストランテのご利用も、ぜひ。
ブオンリコルド協会内のリストランテページはこちら(日本語)
ブオンリコルドとは、イタリア語で「美味しい思い出」または「良き想い出」という意味。
1964年、スローフード運動以前のイタリアで、イタリア各地に残っていたマンマの味 = イタリアの郷土料理や伝統ある料理の素晴らしい文化観を保存し、多くの人に伝えていこうする想いのもと、ジャーナリストや料理研究家たちが中心となってレストラン協会が発足しました。
1986年にはローマに進出してきたファストフードに影響され、受け継がれてきた食文化が消えていくかもしれないという時代の流れや危機感に抗うようにスローフード運動も立ち上がり、持続可能な食文化が国際的に見直される様になってきました。
ブオンリコルド協会がまさに設立当初から想い描いていた様に、生産者、調理人、消費者 が三位一体となって食文化と関わっていくことの大切さが、今なおさらに大切となってきています。
そんな活動への感謝のしるしとして、ブオンリコルドメニューの食事をした人にシグネチャー・ディッシュが贈られています。